第92回定例会の報告
第92回在韓日本語講師研究会定例会報告さる10月25日土曜日、第91回定例会が行われました。
まずは、今回初めての試みとして、定例会アシスタントの山本幹子先生(建陽大)、渡邊あゆみ先生(建陽大)による、アイスブレーキングからスタートしました。参加者を、ある基準に基づいてグループ分けして、お互いに話し合う活動です。1回目のグループ分けは、「長子・中間子・末子・一人っ子」ごとに集まって、兄弟関係などについて話しながら、自己紹介をしました。中間子と一人っ子は、極端に少なかったですね。
2回目は、「在韓歴2年未満、2~6年、7年以上」にグループ分けしました。今回の参加者は、7年以上が多く、次に2年未満、2~6年は少なかったです。3回目は、2回目につくったグループを、さらに「出身地:東日本、西日本」により2つにわけました。そしてこのグループができたところで、発表へと移りました。
アイスブレーキングは今回初めてでしたが、参加者同士が自然に打ち解けることができ、今後も続けていくとよいのではないかと思いました。
今回の発表は、
「ドラマを使った授業で何ができるか―授業デザインとドラマシーンに現れるコミュニケーション機能読みをしてみよう」と題して、津崎浩一先生(中央大)、山本智子先生(又松大)による授業報告でしたが、山本先生は6月の定例会で発表されたこともあり、今回は主に津崎先生が中心となってお話されました。
今回は普段とは趣向を変えて、本発表の前に、発表者から参加者へ、「ブレインストーミング」としてタスクが与えられました。ドラマの中から一場面を抜き出した映像と、その場面のスクリプトを見ながら、どのような授業を行うことができるか、アイスブレーキングのときにつくったグループごとに考え、話し合い、紙にまとめるという活動です。
ドラマを柱にして授業を組み立てることにとまどいながらも、各グループ、頭を絞って授業案を考え出しました。授業案が出揃ったところで、津崎先生からそれに対するコメントがありました。
次に、いよいよ授業の報告です。発表者のお二人は、今学期の授業に先立ち、2008年1学期に、中央大と又松大の学生に対して調査を行ったそうです。その結果から、学習者の要求を満たし、問題点を解決するために、テレビドラマを用いた授業を行っているとのことです。
ドラマを使った授業には、
A:「主に日本事情的素材を持つドラマを見て、聞いて、調べて、話す授業」
B:「主にコミュニケーション機能に着目したドラマを演じる授業」
の、2種類のタイプのものがあるそうです。どちらのタイプの授業も、コンテンツ・シャドーイング、ディクテーション、プロソディ・シャドーイングといった方法により、音声的問題を解消し、自信をもたせることをめざす、という点は共通しています。
その上でAでは、ドラマに表れた日本事情関連のテーマについて、グループごとにリサーチテーマを与え、発表、それに関するフリートーキングを行うことで、日本語を聞いて理解し、日本語で話し、日本を理解するという学生の要求を満たすようにしているそうです。
学生の学習への動機付けに、効果がありそうな授業ですね。
Bでは、学生がドラマの一場面を実際に演じ、それをビデオ撮影、フィードバックします。
これにより、文法的な正確さ、コミュニケーションのなめらかさ、日本語の表現力、日本語で話すことの自信などを養うことができるそうです。
この方法ならば、ドラマの中の役割を演じるということで、学生に過度の負担を強いることなく、自然な日本語を身につけさせることができるのではないかと、思われます。
また、発表の中では、A・Bに共通した指導法である、リピーティング、シンクロ・リーディング、シャドーイング、により、発音(特に、なめらかさ、自然さ)がどのように向上するかの実演がありました。加えて、学生に対する発音指導、学生の演技発表を撮影したビデオも見ることができました。
これらにより、単なる口頭発表よりもよりいっそう、実際の授業の様子がよくわかり、
発表を聞く側にとって非常に有益な発表となったのではないかと感じました。
ここで一段落、休憩です。参加者同士のおしゃべり、一服、などなどに加え今回は、満を持して発行された2007年度報告集が、会員に配布されました。
休憩後のRTTでは、「ドラマの台本に表れるコミュニケーションを読む」と題して、ドラマのスクリプトだけを見て、台詞の持つコミュニケーション機能を考える活動を行いました。
その後、映像を見ながら確認すると、スクリプトだけを見たときにはわからなかったニュアンスを確認することができました。改めて、ノンバーバル・コミュニケーションの重要性を、再認識するよい機会になりました。
発表後のお知らせでは、教材の紹介などがあり、希望者には教材見本が、後日発送されたようです。
そして定例会の最後はやはり、恒例の食事会。ちょっと肌寒くなってきた陽気に合わせ、しゃぶしゃぶ(・・・韓国風ですが^^)を囲んで、語らいのひとときを楽しみました。
次回の定例会は、12月6日(土)に予定いたしております。今年最後の定例会ということで、食事会において、ビンゴゲームとクリスマスプレゼントの交換を行う予定です。当会にご関心をお持ちの皆様、是非プレゼント(5000ウォン程度のもの)をご持参の上、ご参加くださいませ。お待ちいたしております。
(報告者:加藤)
発表者募集のお知らせ(第93回)
在韓日本語講師研究会会員の皆様2008年も終わりに近づいてきましたが、会員の皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、来る12月6日(土)の定例会で、発表してくださる先生を募集しております。
発表の内容は日本語教育と関連のあることなら、授業での実践報告、学習者への調査報告、日ごろのご研究の成果発表(予行演習でもOKです)など、どのようなものでも構いません。皆様奮って、ご応募ください。
ご希望の方は、お名前とご所属、発表題目または発表したい内容(大まかなもので構いません)を以下のアドレスまでお送り下さい。
発表者公募受付アドレス
zaikan-koushikai-owner@yahoogroups.jp
募集の締め切りは、11月15日(土)といたします。
たくさんの方のご応募お待ちしております。
(米澤)
2007年度活動報告集(Vol.11)
■学術研究■・「漢字教育の諸問題-漢字の『書き』を主として」
東ヶ崎祐一(慶熙大学校)
■授業実践■
・「意識化と音声化訓練による発音指導の試み-演劇指導の実践報告」
湧田美穂(ソウル大学校言語教育院)
・「初級ピア学習と上級しらべ学習』」
秋月康夫(昌信大学)
・「韓国における日本語教育実習の試み」
吉村敦美(南ソウル大学校)
・「中級『映像日本語』の実践報告」
大友可能子(弘益大学校)
・「中級学習者に対する会話授業の実践報告-ストーリーテリングを通して-」
米澤史織(長安大学)
■その他■
・「日本語教育における多読の意義」
粟野眞紀子(NPO法人多読研究会理事長・JET日本語学校)
■RTT■
・「発音指導の可能性」
・「漢字、どうやって教える?」
・「教員研修-受け入れる立場、習う立場になって考える-」
・「視聴覚教材を使った授業」
第92回定例会のお知らせ
空高く,秋晴れの美しい季節となりました。会員の皆様はいかがお過ごしでしょうか。前回9月の定例会では,建国大学の高橋恵利子先生に「私の発音指導―『一日10分の発音練習』の場合」と題し,実践報告をご発表いただきました。
後半のRTTでは,小グループに分かれ,「会話授業にどのように発音指導を取り入れるか」というテーマで,初級・中級・上級に分かれ,参加者は自分の興味のあるレベルのグループに入って話し合い,盛り上がりました。
前回のRTTで話し合われた内容は、以下のページにご報告を掲載しております。
■ 本研究会ホームページ「第91回定例会報告」

さて今日は,第92回定例会のご案内をさせていただきます。
今回は、中央大学の津崎浩一先生,又松大学の山本智子先生に,「ドラマを使った授業で何ができるか―授業デザインとドラマシーンに現れるコミュニケーション機能読みをしてみよう」というタイトルでご発表・企画をお願いしております。
ご発表に続いて「ドラマの台本に表れるコミュニケーションを読む」というテーマでのRTT(ラウンドテーブルトーク)を予定しております。
たくさんの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
************************* 記 ***********************
日時 : 10月 25日(土) 14:30 ~ 17:30
(14:15~受付)
場所 : 時事日本語学院 鍾路第2キャンパス(Testmate) 3階 302号室
※ 時事日本語学院 鍾路第2キャンパスへの行き方

(HP画面下のほうの地図をご参考ください。)
■□ 内容 □■
14:30~ 14:50 アイスブレーキング
14:50~ 15:20 ブレインストーミング(グループワーク)
15:20~ 15:40
「ドラマを使った授業で何ができるか―授業デザインとドラマシーンに現れるコミュニケーション機能読みをしてみよう」
津崎 浩一先生 (中央大学)
山本 智子先生 (又松大学)
15:40~ 16:00 休憩
16:00~ 17:00 RTT 「ドラマの台本に表れるコミュニケーションを読む」
17:00~ お知らせ
17:20~ 食事会
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韓国日語日文学会 冬季国際学術大会 発表者募集
韓国日語日文学会では、冬季国際学術大会での発表者を募集しています。●冬季国際学術大会:2008年12月20日(土) 明知大学校
1.発表申請〆切:10月31日(金)
2.発表要旨〆切:12月5日(金)
3.発表申請時の必要記載事項
(1)論文題目、著者名、専攻分野
(2)所属および職位
(3)連絡先(携帯電話、住所、郵便番号)
4.要旨作成要領
(1)分量:A4用紙 4枚
(2)プログラム:アレアハングル97以上
(3)フォント:ポイント10
5.発表申請先 hanilhak@hanmail.net (受付はEメールのみ)
6.予稿集制作費 1万ウォン
(4枚超過時、1ページにつき1万ウォン追加、8ページまで許容)
7.予稿集制作費ふりこみ先
国民銀行 501601-01-122494 李光秀(韓国日語日文学会)
郵便局 014183-02-050635 李光秀(韓国日語日文学会)
発表者募集のお知らせ(第92回)
在韓日本語講師研究会会員の皆様秋の気配が感じられるこのごろ、会員の皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、来る10月25日(土)の定例会で、発表してくださる先生を募集しております。
発表の内容は日本語教育と関連のあることなら、授業での実践報告、学習者への調査報告、日ごろのご研究の成果発表(予行演習でもOKです)など、どのようなものでも構いません。皆様奮って、ご応募ください。
ご希望の方は、お名前とご所属、発表題目または発表したい内容(大まかなもので構いません)を以下のアドレスまでお送り下さい。
発表者公募受付アドレス
zaikan-koushikai-owner@yahoogroups.jp
募集の締め切りは、10月11 日(土)といたします。
たくさんの方のご応募お待ちしております。
(米澤)
第91回定例会の報告
去る9月27日に第91回在韓日本語講師研究会定例会が、時事日本語学院鍾路第2キャンパスで開催されました。30名近い先生方にお集まりいただきました。ありがとうございました。定例会前半は建国大学の高橋恵利子先生に「私の発音指導―『一日10分の発音練習』の場合―」と題して、発音指導の実践報告をご発表いただきました。発音は単音と考えがちであった従来の考え方とは異なり、プロソディを体系的に教える指導方法を具体的に示していただきました。
ご発表の中の体験コーナーでは教師自身が学習者役になり、テープを聞きながら実際に発音練習を体験しました。「ヤマ」についての知識を分かりやすく得ることができ、先生の絶妙なフィードバックを実際に体験することができました。
その後、後期初の定例会ということもあり、簡単な自己紹介を行いました。会員の皆様の付け加えられた一言コメントが意外なものあり、興味深いものあり。会員同士の距離がさらに一歩縮まったような気がしました。
休憩を挟み、後半のRTT(ラウンドテーブルトーク)では、「会話授業にどのように発音指導を取り入れるか」というテーマで各グループに分かれて意見交換を行いました。グループ分けは、初級・中級・上級と学習者のレベルごとに振り分け、それぞれ自分の希望したグループで話し合いました。
各グループで話し合った意見を模造紙に書いてまとめるという新しい試みにより、情報の共有も以前よりしやすくなったのではないかと思います。(主な内容はヤフーグループに写真でアップしてありますので、ご参照ください。:会員のみ閲覧可)
その後の食事会では、タッカンマリに舌鼓をうちながら楽しい時間をすごしました。
報告は以上です。次回の定例会は10月25日(土)を予定しております。次回は新しい試みとして、会員の皆様に運営アシスタントとして運営に加わっていただき、新しい企画をどんどん取り入れ、講師会をますます盛り上げて行きたいと考えております。皆様の参加をお待ちしております。
(報告者:米澤)
2006年度活動報告集(Vol.10)
■学術研究■・「『仮名の教育』と『仮名の字源』と『草仮名』」
大塚俊秀(長安大学)
■授業実践■
・「『日韓小説翻訳』授業の実践報告」
加藤克彦(長安大学)
・「『司会をやってみよう!』(上級学習者対象)」
田畑光子(壇国大学校)
・「外国語高等学校におけるインタビュープロジェクトの試み」
長嶺倫子(仁川外国語高校)
■その他■
・「教材紹介『多楽園 ダイナミック日本語』」
蓮池いずみ(建国大学校)
・「中上級用聴解教材『日本語を聞く力』の紹介」
桜井恵子(仁荷大学校)
斎藤麻子(明知大学校)
金淑子(祥明大学校)
・「日本語教科書『곤니찌와日本語』(時事日本語社)」
広瀬香恵(弘益大学校)
寺井妃呂美(弘益大学校)
・「ソウル日本文化センターにおける中等学校日本語教師集中研修の成果と課題」
長田佳奈子(国際交流基金ソウル日本文化センター)
2005年度活動報告集(Vol.9)
■学術研究■・「日本語教育の観点から見た音韻と表記-カタカナ語の習得を中心に」
恩塚千代(高麗大学校)
・「1970年代の日本語教育について」
田中博(培花女子大学)
・「韓国語母語話者の格助詞習得における母語の影響について」
蓮池いずみ(建国大学校)
・「『部分のボイス文』の分類」
大塚俊秀(長安大学)
・「日本の男は、なぜ告白がヘタなのか-『の』と『んだ』について考える」
秋月康夫(昌信大学)
■授業実践■
・「パワーポイントを使った授業の実践例」
相澤由佳(長安大学)
・「大学における日本語漢字教育」
北沢昭彦(嘉泉吉大学)
・「大学における日本語劇指導の実際」
岩井朝乃(漢陽女子大学)
・「インフォメーションギャップを用いてのロールプレイの工夫」
田口純(アーク・アカデミー)
■その他■
・「ワークショップを通して自分の日本語を振り返る」
三原龍志(国際交流基金ソウル日本文化センター)
・「韓国の日本語教育におけるネイティブの役割」
桜井恵子(仁荷大学校)
・「在韓日本語講師研究会の歩みを振り返って」
田中博(培花女子大学)
・「ティーム・ティーチングを生かした小論文指導教材開発の試み」
中川正臣(梨花女子大学校言語教育院)
徳間晴美(韓国外国語大学校)







