2013年02月27日   第121回 定例会報告

2013年2月23日、時事日本語学院鐘路キャンパス別館(Testmate)で第121回定例会および総会が行われました(参加者16名)。

今回は、弘益大学の大池森先生に、「日本人が韓国人に対して不快さを感じる接触場面に関する考察 -韓国での日本語を使用した接客の場面を中心に-」というテーマでご発表いただきました。

まず、韓国での日本語を使用した接客における韓国人との接触場面に対して、

① どのような属性の日本人が不快さを感じているか

② 日本人が不快さを感じる韓国人の言語行動

③ 日本人が不快さを感じる韓国人の非言語行動

という3つの観点から考察し、発表をいただきました。

日本と韓国という、言語的に類似点が多い話者同士における理解と衝突、そしてコミュニケーション上の障害になりやすいものはどのようなものかを考察し、アンケート集計による要因分析を材料としたご発表でしたが、以下のようなことが分かりました。

韓国人が使う日本語に対し、不快さを感じた接客場面としては「市場・土産店」「化粧品店」「免税店」「飲食店」などが多く、不快さを感じた言語行動としては

「強引な言い方(例:「あなたの肌には合わないから、こちらの商品にしなさい」「どうしてこれにしませんか」など)」

「発話全体が常体(例:「あなたはどのようにして払うの」など)」

「単語のみ使用(例:「んーと、5万ウォン」「ないない、無理」など)」

「命令形(例:「こっちに来なさい」「かばんを開けなさい」など)」

「敬体との混用(例:「お客様、これね」など)

「終助詞の誤用(例:「包装してさしあげますよ」「お得なんですね」「使い方はご存じですよね」など)

が例として挙げられ、また、非言語行動については「無表情」「怒っている表情」「接客中の携帯電話使用」「購入内容に対する不満顔」などが挙げられました。

終わりに、ビジネスや接客においては日本人(客)と韓国人(接客側)は初対面の場合が多く、コミュニケーションの送り手が受け手に不快さを与え誤解が生じた場合、それを挽回する機会はほぼ皆無なことを考慮すると、次の3つの点で「個人の意識づけ」の必要性があると考えられます。

(1)相互の異文化を理解する上での個人の意識付け

(2)日本語教育

(3)ビジネスや接客教育

(1)については「異文化コミュニケーションにおいて文法能力やテキスト能力、語用論的能力、社会言語能力等の言語知識のみならず、非言語行動、相互の文化的背景等、個々が様々な要素を考慮に入れながらコミュニケーションを行う必要性」

(2)については「つまり実際の異文化コミュニケーションを意識し、学習者自らが自文化と異文化の差異を見つけ出し、理解を促すための指導を積極的に取り入れていく必要性」

(3)については「接客教育を行う側、従業員個人が異文化理解に対する意識を持つことの必要性、会社側は従業員の客との接触場面に対してフィードバックの機会を与える必要性」

があり、これらの必要性から今後の対日本人での接触場面の一考に寄与するというお話をいただきました。

また、この日は年度末ということで総会が行われ、一部会則の変更の提案と採決、そして任期満了の運営委員2名(横山・石川)の退任と、新たな運営委員の加入(培花女子大学校の新井奈美先生)および3名の任期延長が承認され、3月からは新しい陣営でスタートを切ることになります。
 
食事会は、タッカンマリのお店で和やかな時間を過ごしました。

次回の定例会は4月7日(日)を予定しております。

(文責:石川)



Posted by zaikan-koushikai at 18:05定例会の報告

2013年02月27日   次期運営委員挨拶

会員の皆様

春の訪れが待ち遠しいですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、この度の総会において、次期運営委員として培花女子大学校の新井奈美先生が立候補してくださいました。

新井先生より所信表明をいただきました。


◆新井奈美 先生

この度は運営委員としてご承認していただき、ありがとうございます。

培花女子大学校の新井奈美です。

先日の総会やオフ会で運営委員の先生方のご苦労を目の当たりにして、私など務まるのだろうかと一抹の不安を抱えながらの出発ではございますが、がんばりますので、どうぞ、ご指導のほどよろしくお願いいたします。

以上


Posted by zaikan-koushikai at 17:56運営委員立候補受付

2013年02月25日   【フォト】第121回定例会

 




Posted by zaikan-koushikai at 12:09フォトアルバム

2013年02月12日   第121回 在韓日本語講師会 定例会のお知らせ

第121回 在韓日本語講師研究会 定例会のお知らせ

厳しい寒さが続いておりますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

前回の定例会は特別講演会としまして、 日本から大月市立大月短期大学の岩田夏穂先生、名古屋大学の初鹿野阿れ先生をお招きし、「会話分析を生かした会話教育の活動デザイン」という題目で、ご発表いただきました。

さて今日は、2012年度最後となる定例会のご案内をさせていただきます。

今回の定例会は、弘益大学の大池森先生に、「日本人が韓国人に対して不快さを感じる接触場面に関する考察-韓国での日本語を使用した接客の場面を中心に-」というテーマでご発表いただきます。

その後は2012年度総会を行う予定です。

総会では1年間の活動報告、会計報告、時期運営委員の承認などを行う予定です。

また、今後の会運営について皆様からの貴重なご意見を伺う時間も設ける予定です。

皆様、お誘いあわせの上、奮ってご参加ください。

***************** 記 *****************
日 時: 2月23日(土) 14:30~(受付開始は14:15から)
場 所: 時事日本語学院 鍾路第2キャンパス (Testmate)
      3階302教室

※時事日本語学院  鍾路第2キャンパス (Testmate)への行き方
地下鉄1号線「鐘閣」駅10番出口 鍾路3街方面50m、
又は同駅4番出口 鍾路3街方面150m、化粧品MISSHA右折約100m、
「CONCIERGE Mobile Store」の角を左折、約50m先、左側「Testmate」の看板が目印。
(以下のHP画面下のほうの地図をご参考ください)
http://www.japansisa.com/company/location.asp

■□ 内容 □■
14:30~15:40   「日本人が韓国人に対して不快さを感じる接触場面に関する考察
                   -韓国での日本語を使用した接客の場面を中心に-」
            大池森先生(弘益大学)

15:40~16:00   休憩

16:00~17:30   2012年度総会
              ・ 2012年度活動報告
              ・ 2012年度会計報告
              ・ 次期運営委員選出 
              ・ 2013年度講師会運営方針

17:30~      食事会

************************************
※2012年度の会費を未納の方は、定例会当日直接お支払いになるか、または次の銀行口座にお振込みください。

よろしくお願い致します。

銀行口座名 : CITI BANK,OOIKE SHIN
口座番号  : 350-17994-267-01

※なお、新規に入会される方には入会費として1万ウォンをいただくことになっております。

※講演会のお問合せは石川(携帯 010-7641-8733)まで、会場のお問合せは時事日本語学院(02-735-1582)までお願いします。

※本研究会のHPでは「耳寄り情報」として会員の皆様からのお知らせを掲載しております。

次のカテゴリに該当するもので、掲載ご希望の方は以下のアドレスまでご連絡ください。

<掲載できるお知らせ>
1.講師募集 2.学会・研究会情報 3.セミナー・研修会情報 4.出版情報

<当会メールアドレス> 
zaikan-koushikai-owner@yahoogroups.jp

<在韓日本語講師研究会ホームページ>
http://zaikan.shiga-saku.net


(文責)横山菜穂子




Posted by zaikan-koushikai at 14:50定例会のお知らせ